「営業、辛いな…もう限界かもしれない。」
毎日がノルマとの戦い。上司からのプレッシャーも大きくて、「営業が辛い」と思うことが増えてきたあなた、もしかしたらもう、辞めるべきかどうか悩んでいませんか？
でも、辞める決断をするには「正しい選択」がわからない。
「他の人は辞めて成功しているけど、私はどうすればいいんだろう？」
「営業職を辞めることは、甘えではないか？」
という不安も感じているかもしれません。
そして、親や上司、恋人にどう伝えるかも、悩みのタネですよね。
「辞めます」と言ったら、「それは甘えだ」って言われそうで、どう切り出していいのかわからない。
でも、あなたが感じているその不安や悩み、無視してしまうと、結局はもっと辛くなります。
ここでは、「辞めるべきか続けるべきか」をはっきりと見極めるための3つのサインを紹介します。
また、親や上司にどう伝えるかについても、すぐに実践できるアドバイスをお届けします。
営業が辛いあなたが、少しでもラクに、納得した選択をできるようにお手伝いします。
「辞めてOKな人」と「もう少し続けた方がいい人」の違いとは？
今の仕事を辞めてOKな人ともう少し続けた方がいい人の違いは、
ズバリ「自分がその仕事に対してどんな“感情”を持っているか？」ということです。
一時的な感情なのか、それとも“心と体からの限界サイン”なのかを見極めることが、辞め時の判断基準になります。
たとえば、「営業で成績が出なくて辛い」「上司に怒られて落ち込んでいる」という場合、それは“悔しさ”や“自信のなさ”といった一時的な辛さかもしれません。
この場合は、すぐに辞めるのではなく、できる同期にコツを聞いたり、上司にロールプレイングをお願いしたりと、改善の余地があるはずです。
営業という仕事は、最初から成果が出ることの方が稀。
だからこそ、成長に繋がるチャンスと捉えることもできます。
ただし、「朝起きるのが辛い」「何も楽しくない」といった感情が続いているなら、それは違います。
それは、“悔しい”ではなく“限界”のサインです。
実際に私も、営業として配属されたばかりの頃は「営業が辛い」と感じる瞬間が多くありました。
でもその時の辛さは、数字が出なかったり、同期に劣等感を感じたりする“悔しさ”でした。
ところが、ある時期から「仕事が終わっても翌日のことが気になって眠れない」「日曜日の夜に自然と涙が出てくる」など、心と体が拒否反応を示すようになったんです。
そしてついには、「成果を出しても、全く嬉しくない」と思うように。
このとき、私はようやく「これはもう限界だ」と気づきました。
だからこそ大事なのは、「自分に向いているかどうか」ではなく、「その辛さはどこから来ているのか？」を自分の感情を通して見つめること。
営業が辛いと感じたとき、辞め時の判断基準は“向き不向き”ではなく、その辛さが「悔しい」のか、「壊れそう」なのか。
ここに、あなた自身の“辞めてOKなタイミング”のヒントがあります。
「それでも迷う…」人のための“決断の物差し”の作り方
「仕事のことを考えると涙が出る。でも、辞める決断はなかなかできない」
そんな風に感じていませんか？
私もかつてはそうでした。
毎日「辛いな」と思いながらも、「周りに迷惑をかけたくない」「今辞めたら逃げになる」と思って、ずっと働き続けていました。
でも、体は正直です。
ある日、朝ベッドから起き上がれなくなって、病院で「適応障害」と診断されました。
もう一歩遅れていたら、心が完全に折れていたかもしれません。
このブログを読んでくれているあなたには、私と同じような経験はしてほしくありません。
とはいえ、仕事を辞めるって簡単なことじゃないですよね。
だからこそ、私はこう考えるようになりました。
「やりたいか／やりたくないか」で判断すると、感情に振り回されてブレてしまう。
でも、“自分の心・健康・大切にしたい価値観を守れるか”という軸なら、納得して決断できる。
たとえば、
•「年収をキープするか」より「安心して眠れる日々を守るか」
•「上司の評価を得るか」より「自分の人生を自分で肯定できるか」
どちらを選ぶかは、他人ではなくあなたの中にしか答えがないんです。
迷ったときにおすすめなのが、「自分軸」と「他人軸」を分けて書き出してみることです。
これをするだけで、“本当は誰のために頑張ってるのか”がクリアになって、モヤモヤが整理されやすくなります。
Step1：他人軸を書き出す
「こうしないと○○にどう思われるか不安」「○○のためにやらなきゃ」など、他人の期待や評価を気にしていることを正直に書き出してみましょう。
書き方例：
•親に「立派な会社で働いてる」と思われたい
•上司に「頑張ってるね」と言われたい
•辞めたら同期に「根性ないな」と思われそうで怖い
Step2：自分軸を書き出す
「本当はどうしたいのか」「どんな毎日を過ごしたいのか」を素直に言葉にしてみましょう。正解なんてないし、甘えでもありません。
書き方例：
•平日も家族と夕飯を食べたい
•毎朝ビクビクせず、落ち着いた気持ちで起きたい
•一人の時間があって、自分のペースで働ける生活がしたい
Step3：今の仕事は、どちらに近いかを見極める
書き出した2つを見比べて、「今の働き方はどちらの軸に偏っている？」と自分に問いかけてみましょう。
他人軸ばかりで埋まっていたなら、「自分の本音」をないがしろにして頑張っている証拠かもしれません。
このワークをすると、「自分が何を大事にしたいのか」が見えてきます。
そして、「辞める／続ける」じゃなくて「自分を大切にできる選択はどっち？」という視点で考えられるようになります。
「辞めるべきか」の正解は誰にもわかりません。
でも、「何を守りたいか」を言語化できれば、自分の中の答えに自然と近づけるはずです。
親や上司への“言い訳じゃない説得”の仕方
ここまで読んで、「もしかして私、本当に仕事を辞めたいのかも…」と感じた方もいるのではないでしょうか。
でも、次に立ちはだかるのが
「どうやって上司に伝えたらいいの？」という壁。
辞める決断をしたとはいえ、いざ伝えるとなると不安が押し寄せてきますよね。
•「辞めたいなんて言ったら怒られそう…」
•「引き止められたらどうしよう」
•「“甘えてる”って思われたくない…」
たとえ自分が限界を感じていたとしても、その気持ちを100％理解してもらうのは簡単じゃありません。
実は私も、辞めようと決めてから、上司に伝えるまでに1ヶ月以上かかりました。
「今日こそ言おう」と何度も心に決めては、結局言えないまま終わる日々。
でも、心も体ももう限界だと感じた私は、ついに勇気を出して一歩を踏み出しました。
そこで今回は、私が実際に使った「切り出しやすい伝え方」を3ステップでご紹介します。
上司に退職を伝えるならこの3ステップ！
話しづらい内容こそ、「順序立てて」「丁寧に」伝えるのがポイントです。
Step1：前置き
まずは話のトーンをやわらげる一言から始めましょう。
「突然で申し訳ないのですが、お時間いただけますか？少しご相談したいことがあります。」
※「辞めたい」とズバッと言いにくいときは、「まずは相談したい」というスタンスでOK！
Step2：背景の説明
いきなり「辞めます」よりも、ここまで頑張ってきた背景や、心身の状態を正直に伝えるのがベターです。
「これまで本当に多くのことを学ばせていただき、感謝しています。ただ最近、自分でも気づかないうちに心と体のバランスを崩していると感じるようになりました。」
※ここでは「会社や上司を責めない」伝え方がポイント！感謝の気持ちを最初に伝えると、相手も受け止めやすくなります。
Step3：結論を伝える
背景を伝えたあとは、ハッキリと自分の意思を伝えましょう。
「このままでは仕事にも支障が出てしまうと思い、悩んだ末に退職を決意しました。」
もしここまで言い切るのが難しければ…
「正直、自分でもどうするのがいいか迷っていて…まずは相談という形でお話をさせていただきました。」
という“相談ベース”の切り出しもアリです◎
【伝えるときの心構え】
上司に話すときは、相手にどう思われるかより、自分がどう生きたいかを軸にしましょう。
辞める＝逃げではありません。
むしろ「自分を守るための前向きな選択」だということを忘れないでください。
まとめ
ここまで読んでくださって、本当にありがとうございます。
もし今あなたが「仕事を辞めたい」と思っているなら、それは甘えでも、弱さでもありません。
その気持ちは、あなたの心と体からの大切なサインです。
とはいえ、辞めると決めるまでにも、辞めると伝えるにも、不安や迷いはつきもの。
私も何度も悩んで、怖くて、立ち止まりました。
でも勇気を出して一歩踏み出したことで、ようやく「自分の人生を、自分の手で選んでいる」と実感できたんです。
退職は、終わりではありません。
あなたらしく働く未来の、スタート地点です。
これからの人生で、何を大切にしたいか。どんなふうに生きたいか。
その軸をしっかり持って、行動していけば、必ずあなたに合った場所は見つかります。
あなたのこれからの人生が、より自由に、よりあなたらしく進んでいくことを、心から応援しています。
